面接時に注意しておくこととは

特別養護老人ホーム等の施設で行う介護以外に、利用者の自宅を訪問する訪問介護というものがあります。
高齢者の訪問介護の場合は、訪問看護ステーションが求人を出すことが多く、知的、身体障がい者等の訪問介護の場合は、NPO法人や時には障がい者自身が求人を募集していることもあります。
訪問介護のよくある問題点としては、仕事内容があいまいで、当初想定していなかった仕事をすることになってしまったということが挙げられます。オムツ交換、移動の際の介助以外にも食材の買い出し、料理、洗濯、掃除などを利用者から頼まれてしまい、断り切れずにするはめになってしまったという場合もあります。
施設での介護の場合、他の職員、同僚が身近にいるため、判断に迷った場合はすぐに相談することができますが、訪問介護の場合、基本的に1人で担当しており、利用者から頼まれると断りにくいという特徴があります。
労働契約書に「排泄・移動介助等」のように記載されている場合、「等」には具体的にどのような内容が含まれているのかきちんと確かめておくようにしましょう。もし、面接担当者がその点をあいまいにしたり、利用者から他の仕事を頼まれたらなるべく対応するようにしてほしいと言う場合は、契約を結ばないという勇気も必要です。
また、給料に関しても事前にはっきりと確認しておくことが大切です。バイクで通勤する場合、ガソリン代は支給されるのか、利用者宅間を移動する場合、移動時間も給料が出るのか等、確認するべきことはたくさんあります。面接の際に、あいまいな点を明確に確認し、後で困ったということのないようにしましょう。